CentOS 6.0 を入れてみてあれれ?って思ったことのメモ。

普段触る機会の多い CentOS5 との違いで得に気になった点。

テキストモードでインストールが出来ない?

そんなことなかった。
最初のgrub画面で [tab] を押して text って付け加えると、テキストモードでインストーラが起動してくれる。

> vmlinuz initrd=initrd.img text

あとグラボに合うドライバが無い場合もテキストモードになる。

テキストモードだとパーティション構成やパッケージを選択できない

使用するディスク領域を選んだら勝手にLVMでパーティションが作られて、インストールするパッケージも選べないまま最後まで進んでしまう。tty切り替えて足掻いてみたけどどうにも出来なかった。
LVMが嫌な人は、グラフィックモードかkickstartでインストールするしか無さそう。

sudoしたときにユーザのPATHが引き継がれない

これは地味に不便。
/etc/sudoers で secure_path が指定されているのでこれをコメントアウトして解決。

Defaults    secure_path = /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin
↓
#Defaults    secure_path = /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin

これ、どのへんがsecureなんだろ?

daemontools の svscanboot が起動してこない

おかしいなぁと思って /etc/inittab 見てみたら、なんと SysVinit からUpstart に変わってた。

# inittab is only used by upstart for the default runlevel.
# ADDING OTHER CONFIGURATION HERE WILL HAVE NO EFFECT ON YOUR SYSTEM.

ので、daemontools をインストールしたときに追記される

SV:123456:respawn:/command/svscanboot

がまったく意味をなしてなかったという。

Upstartは /etc/init 下を読み込みに行くらしいので(init(5))、/etc/init/svscan.conf を作成して

start on runlevel [12345]
respawn
exec /command/svscanboot

下のコマンドで起動出来た。

# initctl reload-configuration    # 再読み込み
# initctl list    # Upstartで制御しているスクリプトの一覧
# initctl start svscan    # svcanbootの起動

参考: CentOS6にdaemontoolsをインストールするとそのままでは自動起動しない。

ちなみに /etc/rc[0-6].d 内の起動スクリプトは /etc/init/rcS.conf から呼び出しているのでそっちは今までのまま使える。
ややこしい。

で、

こんなことしている間に Scientific Linux 6.1 がリリースされていました。